Counseling Room Chigasaki ブライアン・ワイス博士から直接学んだ臨床心理士による前世療法
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催眠療法
催眠というと、テレビの「催眠術ショー」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。怪しい催眠術師の言うままに、アヒルになってガーガー鳴いたり、どんな命令も聞き入れてしまう…、まるでマインドコントロールされてしまうようなイメージをもたれている方も多いと思われます。しかし、セラピーとして行う催眠療法と催眠術ショーは全く違うもので、テレビの催眠術ショーのようにおもしろおかしく視聴者の反応を目的としたものではありません。
催眠状態だと、意識がなくなってしまい、何が起こっているのかわからなくなってしまうと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、催眠状態に入っていても周囲の音はすべて聞こえていますし、何が起こっているか意識もはっきりとしています。催眠中の出来事はすべて覚えていますし、セラピストの言いなりになるようなことはありません。言いたくないことは言わなくてすみますし、すべてご自身の意思で自由に決定できます。
催眠療法(ヒプノセラピー)は、今世紀初頭、最も有力な心理療法として頻繁に用いられていましたが、心理学者フロイトが放棄したことによって、衰退の道を辿りました。しかし、その後、第二次世界大戦において多発した戦争神経症の治療に目覚しい効果をあげ、それを契機として、臨床的・実験研究が重ねられた結果、今世紀後半になって医学・心理学の専門領域から科学として認められ、1955年にイギリス医学会、1958年にアメリカ医学会から有効な治療法として承認されました。
催眠とは「意識の変容状態」のことをいい、その心的状態を利用して行う心理療法のことを催眠療法といいます。催眠というと、何か特別な状態のようですが、実は私たちは1日に何度も催眠状態に入っているのです。例えば、車を運転していて、気付いたらいつの間にか家についていたことはありませんか?ドラマや映画に夢中になっていて、ハラハラドキドキしたり、涙したりしたことはありませんか?これも私たちが日常生活で体験している催眠状態です。催眠療法では、セラピストと協力しあって、その状態を作り出していきます。催眠自体、心身リラックスした状態でとても心地良く、それだけでもリラクセーションの効果があると言われています。
私たちの意識は大きく分けて、「顕在意識」と「潜在意識」があります。前者は、理性的に物事を判断する意識、つまり自分で意識できている心の領域をいいます。後者は、主に感情や感覚、直観、記憶などを司る意識で、自分では意識できていない心の領域をいいます。この「潜在意識」は、しばしば「無意識」の同義語として用いられており、私たちの心や行動に深い影響を与えていると考えられています。例えば、初めて聴いた曲なのに、なぜか涙が止まらないといったような経験はありませんか?催眠で探ってみると、付き合っていた人と別れた時にお店のBGMで流れていた曲だったというように、自分では意識していなくても、潜在意識にはその記憶、その時の感覚がしっかり残されているのです。私たちが意識できている心の領域は氷山の一角にすぎません。催眠状態ではリラックスして、緊張がとれているため、心の奥に封じ込まれた記憶や感情を思い出しやすくなります。つまり催眠は、水面下に隠れている「潜在意識」 に直接働きかけて、自分では気付かない思い込みや忘れ去られていた記憶にアクセスすることができるのです。
催眠療法は大きく分けて二つあります。一つは「暗示療法」「イメージ療法」と呼ばれるもので、暗示やイメージによって行動修正を行うときに用いられます。例えば、喫煙やダイエットなどの習慣や嗜癖の改善など。また、スポーツ選手のイメージトレーニングなどでもよく用いられています。
もう一つは「退行療法」といって、問題の根本的原因を探るために乳幼児期や幼児期までさかのぼり、過去の出来事を振り返る年齢退行があります。小さい頃の心の傷跡を再体験し、大人になった今の自分から見て、新しい気付きを得ます。問題の原因が前世にある場合、前世にさかのぼることがあり、これを「前世療法」といいます。